コロナ禍でリモート授業を強いられる女子大生の夏生。オタク体質でだらだらと部屋で過ごすことに平気な彼女は、コロナ禍でも大きなストレスを感じることは少なかった。セフレがいる彼女は、友人にはリア充と羨ましがられているが、そんな実感はない。むしろ
、部活動のできないセフレが亭主面をすることに不満を覚えていた。何よりの課題は、迫る就活だ。それらが悪夢を見る理由かもしれないと考えていた。
緊急事態宣言が出て移動自粛が要求される中、田舎に住む祖母が亡くなった。夏生にとって彼女は疎遠な存在だが、謎の人物でもあった。彼女は、夏生が源義経の血を引いていると言うし、5人の子供がいるのに夫の影がない。彼女の子供たちもその事には触れようとしなかった。
緊急事態宣言が解除され、墓参りに向かった夏生は、祖母が大切にしていた道祖神を知り、その声を聞く。そうして祖母にまつわる謎を解こうと考えた。そうした夏生を、現地で知り合った春奈や倫也といった友人が助けてもくれた。
夏生は道祖神を通じて平安末期、騒乱の渦に巻き込まれた静御前や、太平洋戦争の影響を受けた祖母の苦難の人生を追体験する。そうして道祖神と祖母にまつわる謎を解き、人間として強くなる。
東京に戻った夏生は、コロナ禍での就活と、確固とした生き方を求めて動き出すのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 14:34:00
111082文字
会話率:47%
度重なる不運に見舞われ、自殺を決意した青年・里見九郎の前に、奇妙な占い師が現れた。
占い師は遠くに見える山を指さし、新たな運命を開く切っ掛けを得たいなら、山に登れと九郎に告げた。
九郎は自身の思いを遂げる為ではあったが、結果的に占い師の言
葉通り、山へと登る。が、しかし……そこで、押し寄せる白い霧に九郎は飲み込まれ、意識を失ってしまったのである。
そして、九郎は……前世の記憶と共に、異世界で目を覚ますのであった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 10:56:03
81756文字
会話率:31%
『参場 あらすじ』
吉右衛門と弁慶、霞と三人で、霞を現世の巫女へと変えた黒幕、馬場頼嗣の屋敷に忍び込む。情報を得るために。そこにいたのは、霞が知っている馬場頼嗣ではなく別人で……
『弐場 あらすじ』
源義経が囚われている寺が消滅した。この
世の力とは思えない膨大なエネルギーを受け、何も残っていない状態で。そんな時、靜華が謎の少女をおんぶして屋敷に戻ってくる。
少女はその寺で、巫女の残滓の力を使い現世の巫女として作り変えられた少女だった。
『壱場 あらすじ』
前編、【竜の一族 降天の巫女編】 からおよそ半年後、
ようやく暖かくなった春の日に吉右衛門は顔に刀傷のある鎌田政光に仕事の依頼を受ける。
依頼内容は、鎌田の主人の奪還。
その、奪還作戦の相棒として吉右衛門につけられた男は、以前に静華に絡んだ弁慶。
弁慶は、静華の戒め通り、正業に就くためにいくつかの職を転々としていたらしいが、今は鎌田の主人の郎党になっていた。
捕らわれた主人の名は、源九郎義経。
弁慶とともに主人が捕らわれている山腹の寺に偵察に行くと、突然、篠笛の音とともに雷撃を食らう。あきらかに降天の巫女の力。静華は巫女の力を失ったと言っていたが……別な誰かと言うのか?幸いにも竜の加護で難を逃れた二人だが……
EP2 竜の一族 偽りの残滓編
全八場、中編読みきりシリーズ第二弾開始。
毎日10時過ぎ更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 10:24:45
60642文字
会話率:53%
今でいう超能力者はその昔、神力使いと呼ばれていた。
"空を飛ぶ"、という神力をもってうまれた主人公、八雲は農民から武士に成り上がった男である。
源義経に仕え御飛という家名を貰い屋敷に住まい、良家の娘を嫁に迎え、人生の絶頂
だったはずが、奇妙な世界に一人佇んでいた。
この世界の人間に導かれ元の世界に帰還するため八雲は傭兵と呼ばれる何でも屋になることになる。
……様々な世界から人や物がやってくる混沌とした世界。彼もそこに流れ着いた一人に過ぎない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 08:00:00
2543文字
会話率:2%
文治五年、閏四月三十日――。
北の黄金郷・奥州、衣川館と呼ばれるその屋敷は、まさに敵が討ち入ろうとする、まさに直前。
源九郎義経は、妻である郷御前と娘と共に館内の持仏堂にあった。
逃れる事の出来ない最期の時を、どう生きるのか。
夫婦の今生の
別れの一節を描いたお話です。
Twitterの「#歴創版日本史ワンドロワンライ」というタグで「緑」をテーマに書かせていただいた掌編になります。
(※毎度そうと言えばそうなのですが、今回歴史の捏造がかなり激しいです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-20 08:59:28
2953文字
会話率:39%
平安末期の時代
平安京において一人の女がいた
名前は磯
白拍子を名乗るその女は動乱の京を生きる
史実を元に架空を取り入れています
歴史の人物が多数出ます
時間の経過あり
種々の伝説や宗教の話あり
平安時代末期から見て過去の歴史の人物や事
件の話も出てくる事あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 06:17:06
120788文字
会話率:67%
時は末法。乱世に現れた魔王平清盛は夜の闇をも恐れぬ光の都を築く、が強すぎる光はまた深い影を落とす。その影より出でし怨は世を脅かさんとし、源平の天狗達の騒乱を招くことと相成った。鞍馬の大天狗は若き天狗九郎に平家一門に奪われた天狗帳の回収を命じ
る。九郎は母を泣かせた父清盛への復讐の為に下山した。天狗の跋扈するファンタジーバトル物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-12 21:00:41
46178文字
会話率:55%
源義経は数人の郎党を連れて小舟に揺られていた。蝦夷地に逃げるためだ。追ってくる鎌倉方や藤原氏。大陸に逃げるのだ。そうすれば誰ももう追ってこない。そこで力をつけて、伝説の義経チンギス・ハーン伝説が幕を開ける。世界を、この義経が征服するのだ。え
?船が?難破ですか?え?助けて。ぼくはいったい、どこへいってしまうんですか?人々の期待とは裏腹に、迷走する義経。本人の意思とは関係なく時空を縦横無尽に駆け巡るようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-11 15:21:33
240266文字
会話率:63%
「滅びろ、そして我が理想郷の礎となるがいい」
カムイ眠りし北の大地。七夕で盛り上がるこの地に現れたのは、神なりし源義経と白銀の円盤だった。敷かれた嘘と、外よりやってきた真実、二つの世界はコインの裏表のように容易く裏返る。
この作品は「
アサルト・オン・ヤオヨロズ(N3029CA)」「二つの世界の螺旋カノン(N3384FR)」「隻翼ノ天使《エンジェラー》 〜堕天系美少女と殺伐同棲〜(N6047DW)」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 23:00:45
107268文字
会話率:37%
源義経は、じつは、船頭だった。
最終更新:2020-02-23 02:56:41
894文字
会話率:0%
静御前と義経のIF歴史です。こんなだったかなーと。
静御前の終焉の地は記録がないようですが、鎌倉から京都へは戻ったらしいです。
子供を海に捨てたらしいのですが、生死を確かめたのか、溺れさせたのか、遺棄したのか、もしかしたら生きている可能性も
ある気がしました。
本編は悲劇にしましたが、義経が北海道や大陸へ渡ったという伝説もあるわけですから、家族そろってどこかで生きていてもいいんじゃないかな、などとも夢想します。
* これは遥彼方さまの「冬のあしあと」企画の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 11:49:38
3608文字
会話率:35%
バラバラだった短編をまとめました。
歴史の登場人物をもとにした、パロディーです。
一話完結です。
超短いので、気軽に読んで下さい。
最終更新:2019-11-16 02:26:05
5152文字
会話率:42%
戦国時代のこと。海を渡った城にいる味方の軍を援護するべく、領主は軍備を整えていた。
折しも訪れる風雨。かつての源義経をならい、船の準備を急ぎ始めた。
それでも内心にわずかに残る不安。それを払しょくするため、このたびの戦の吉凶を占ったところ
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-18 20:12:00
3986文字
会話率:9%
河内源氏アンソロジー「河内源氏大鑑」に寄稿したものです。発刊から一年以上経ちましたのでウェブ公開いたします。
源平合戦、奥州へ落ち延びる義経の吉野山でのお話です。源九郎狐の伝承を取り入れた文楽的要素も少しあるオリジナル作品です。
pixiv
にも同じ内容のものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 00:08:57
10124文字
会話率:48%
白銀の乙女によって守られる世界。
これはそんな乙女を守ることに命を捧げた騎士のお話。
おとぎ話にもなれなかった、けれど何より大切なものを手にいれた、真っ赤な騎士のお話です。
「染む紫の雲の上まで」という作品と対になっています。今回
は乙女の騎士のお話です。
拙い文章ですが、お暇な時にでもお読みいただければ幸いです。
今回は源義経といえばこの人な破戒僧弁慶の辞世の句をタイトルにお借りしました。この二人のような主従の関係はとても美しいものだと私は思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-10 21:51:24
2461文字
会話率:14%
この世界には誰もが知るおとぎ話がある。とある女神と、白銀の乙女のおとぎ話が。
とある1人の女性が世界の礎たる存在として旅に出た。1人の真っ赤な騎士を連れて。
これは彼女がおとぎ話になる前のお話です。
1人の騎士と1人の女性の、とても大切
な絆のお話…
源義経の辞世の句からタイトルを拝借しています。世界線的には日本は全く関係ありません。
恋愛というよりは主従の絆メインのお話ですが、恋愛と見ていただいても構いません。
初投稿で短い上に拙いですが、お暇な時にご覧いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-10 17:16:59
2155文字
会話率:19%
8世紀程前、かの源義経の恋人といわれている静御前という白拍子がいた。
彼女は亡くなった後現代に転生し、高校生の時に事故死してしまう。
二度目の死を経験した彼女は再度静御前として生きることになった。
彼女が前世と前々世の記憶を取り
戻したのは一の谷の戦いの直後のことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 00:00:00
225文字
会話率:0%
源義経公にいつも頭を撫でて貰っていた幼い小娘の、大人になってから。
最終更新:2019-06-17 03:20:34
3474文字
会話率:15%
惑星ガイア。
春か昔、高度な科学技術を得た超文明の民は、自らの力で絶滅した。
その時、女神マリアが現れ、アトロンの力を使い、ガイアに新しい大地と生命を誕生させた。
それから数千年後。
ガイアにアトロンを操る構成術が発達した
文明が興る。そして、様々な種族がガイアで生活していた。大陸に唯一存在するユナシア大陸西部、地中海。人族を中心としたロマーネ共和国が力をつけ始めていた。
創成歴3000年。
ロマーネ北部の都市ミリスで奴隷のアラン・アグリードが生まれる。のちに剣聖とよばれる。
首都ロマーネに執政官カエサルの養子となるアウグス・フェニックスが生まれる。のちに尊厳王と呼ばれる。
この二人が時代の流れに翻弄されながらも、共闘し、地中海に大帝国を築き上げる。
※注意
本作は歴史上の偉人名、有名な戦争、古代ローマの文化などを参考にしていますが、あくまでファンタジーであり、完全なるフィクションです。参考にした史実通りに事が進むことはございません。その点を踏まえた上で読んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-10 18:00:00
31705文字
会話率:41%
コミュ障女子校生、夢見坂リカは土方歳三大好き、重度の歴女である。
そんなリカは、ひょんな事から切腹して死亡してしまうことに。…目を覚ますと、なんと幕末の日本に転生していた!
源義経など、歴史上の幽霊達と共に、怨霊と戦うことに!
夢見坂
リカ!!
泣き虫で、甘えん坊で、変態で、お箸が持てなくて、おたんちんだけど、江戸時代でがんばります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-15 08:02:33
69931文字
会話率:29%
俺さま、頼朝さま。
かの有名な鎌倉幕府初代将軍だ。
だがしかし、俺の身体は女。心は男。
千年近くの眠りから何の因果か現世に戻された。
……いや、目的はわかっている。神宝だ。
失われし神宝を探し出すことが、今回の俺に与えられたミッション。
あともう一つ。
俺は前世、政子との約束を破った。
その修復が、今回の俺的ミッション。
義経、義仲、清盛、その他諸々引き連れてのお宝探しが始まる。
物語の最後には無事に成仏……いや、成就する、といいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 07:42:27
47233文字
会話率:25%